実践講座Vol.2
  メーターパネルにLEDを入れよう!その2
その2 スクーター・原付編(小さなパネル)

今回は50ccスクーターのメーターパネルにLEDを入れてみます。
どんな感じになるでしょうか。
1.今回使用するスクーターのメーターパネルです。光が透過する部分は赤い目盛りの部分と、透明のような感じの文字の部分です。 2.純正の電球ではこんな感じです。目盛りと文字の部分が光っています。 3.メーターの裏側はこのようになっていて電球は3個使われていました。しかしパネルを光らせているのは上の1個で下の2個は警告灯用です。今回は上の1個をLEDに交換します。
4.ソケットを回して外します。中から小さなウエッジ球が出てきました。 5.ソケットから電球を抜きます。これはヤマハ車によく使用されているT6.5のウエッジ球です。T7と似ていますが微妙に違う球です。 6.T6.5ウエッジ球にはL・ビーム L707Fが対応します。L707FはT5、T7球だけでなくT6.5球とも交換できます。
7.L707FをT6.5ウエッジ球のソケットで使用する場合は付属の黒いチューブを基盤に通します。(T5、T7の時は必要ありません) 8.L707Fをソケットに差込みます。 9.ソケットに差し込みました。
10.あとはソケットを元の位置に取り付けるだけです。+−の向きは仮組みで一度通電して確認します。「実践講座その1 12」の注意事項をご覧下さい。 11.丸印の辺りがソケット(LED装着)の位置です。パネルの端でLEDにはあまり好ましい場所とは言えません。 12.目盛りが赤だったのでまずはレッドのLEDを入れてみました。目盛りも文字もきれいに光り、明るさも申し分ありません。
13.ホワイトのLEDを入れてみました。赤い目盛りの部分はレッドLEDを使った時よりも少し明るさが劣りますが、実用上十分です。文字が白く光るのでホワイトもよさそうです。なによりも電球では表現できないこの白い光がいい感じです。 14.ブルーのLEDを入れてみました。ブルーは赤い目盛りの部分がうまく光りません。しかし文字と全体の青い輝きは魅力的です。ブルーの電球を使用した場合と比較すれば断然色がきれいです。 15.グリーンのLEDを入れてみました。グリーンも赤い目盛りの部分がうまく光りません。文字の部分は明るくきれいです。

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前回使用した4輪車のメーターパネルは光の透過する部分が白だったので、どの色のLEDもきれいに光り
ましたが、今回のパネルのように光の透過部分に色が付いている場合はLEDの色に注意する必要があります。
同系色のLEDを選びましょう。透過部分が赤ならレッドのLEDがおすすめです。
しかし今回使用したパネルは赤の目盛りの他に透明な文字部分もあるので、ホワイトもよいでしょう。
赤の目盛り部の明るさはレッドLEDに劣りますが、「目盛りは赤、文字は白」と2色にでき、アクセントがつきます。
ブルーとグリーンは文字や全体はきれいですが目盛りが少し見づらいのでファッション性重視といった感じです。


今回使用したメーターパネルは電球の設置位置が上の端でしたので、LED装着にはあまりよい条件とは
言えませんでしたが、適切な色を選べば実用上十分な明るさが得られました。


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