実践講座Vol.1
  メーターパネルにLEDを入れよう!その1
その1 ビッグスクーター・4輪車編(大きなパネル)

ここでは4輪車のメーターパネルを使って、実際にLEDを装着する手順を紹介します。
パネルの大きなビッグスクーター等も同じような感じです。
丸型メーターがむき出しのネイキッド等ではもっとシンプルで簡単です。

テストには古い4輪車を使用しました。メーターパネルは「昔の車」といった感じのオーソドックスなタイプです。
さて、このメーターパネルがどう変わるでしょうか。
1.純正電球(グリーン球)の状態です。このメーターは光が透過する部分(目盛り部)が白いタイプなので、目盛りをいろんな色に変えられそうです。 2.メーターパネルを取り外しました。裏側はこのようになっていました。 3.電球のソケットがいくつか付いています。
4.ソケットを回して外します。中からT10のウエッジ球が出てきました。 5.他のソケットも外します。こちらにはT5のウエッジ球が使われていました。 6.取り外したソケットと電球です。パネルのメインの部分にはT10とT5のグリーン球が使われていました。その他にも各種インジケーター類にクリアの球も使われていました。今回はこのグリーンの部分をLEDに交換してみます。
7.ソケットから電球を抜きます。グリーンの部分にはT10のウエッジ球が4個、T5のウエッジ球が1個の計5個使用されていました。 8.対応するLEDです。T10のウエッジ球にはL705F、T5のウエッジ球にはL707Fが適合します。
9.T10ウエッジ球の代わりにL・ビーム L705Fを差し込みます。 10.T5ウエッジ球の代わりにはL707Fを差し込みます。 11.L・ビームをソケットに差し込みました。
12.ソケットをパネルに戻します。ここで注意するのが取り付けの向きです。電球では+−は関係ありませんでしたが、LEDには極性があるので逆に付けると点灯しません。しかしパネルを見てもどちらが+なのかは分からないので、取りあえず仮組みして、スイッチを入れて点灯確認します。点灯しない場合は取付けの向きを反転させなければいけないのですが、ここでさらに注意することがあります。「LEDのソケットに対する向き」と「ソケットのパネルに対する向き」の2つの向きがあるので、どちらかを反転させて下さい。(ソケットをパネルに取付ける向きに注意して下さい。LEDをソケットに逆に差込んでも、ソケットをパネルにさらに逆に取付けてしまうと「逆の逆」で元に戻ってしまいます。) 13.作業完了です。ホワイトを入れてみました。シャープでスッキリした感じで、最近の車みたいになりました。
14.ブルーを入れてみました。今流行りの色です。 15.グリーンを入れてみました。純正のグリーン球より鮮やかな緑です。 16.レッドを入れてみました。レッドは写真にはオレンジっぽく写るのですが、実際はもっと赤が鮮やかです。

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メーターパネルにLEDを使用する際のポイント
色について
光の透過する部分が白色または透明に近い色であれば、どの色のLEDもきれいに光ります。
上の例ではメーターの目盛りの色が白ですのでホワイト、ブルー、グリーン、レッドいずれもきれいです。

しかし光が透過する部分に色が付いている場合は、同系色のLEDを選んで下さい。
例えば、光が透過する目盛り部が赤い場合は赤のLEDを選ぶのがよいです。
白のLEDでもよさそうな感じですが、白は万能ではありません。この場合は赤のほうが明るさを発揮できます。
白のLEDは白色の光をそのまま使用するのが最適です。
LEDは光の波長が電球と大きく異なるため、パネルで光の色を変えると極端に暗くなってしまうことがあります。
LEDの元の発光色をそのまま活かすようにご使用下さい。


設置場所について
メーターによっては電球の設置位置が極端に端であったり、パネル面に対して横を向いているものがあります。
そういったメーターではLEDに交換しても思ったような効果が得られない場合があります。
パネル面の中央に近い所にLEDが設置され、またLEDの向きがパネルに対してまっすぐになるのが理想です。

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